山には全く興味がなく、
何度誘っても「膝痛があるから山歩きなんかムリ!」という旦那だけど、
「山形県人として 鳥海山と月山には登りたい」と言う。
そんな旦那と
昨年8月中旬 天気の良い日に月山へ登ってきた。
どのコースが良いか相談し、姥沢コースから。
リフト券売り場のカウンター下のケースには、
なぜか スキーの板を履いたウルトラマンたち。
リフトを降りて まずは姥ヶ岳へ。
山頂は雲に隠れてるけど、
下の方は天気がいいし、景色もいい!
花もたくさん咲いていて・・・
こんな日に初月山、良かったね~!
・・・と、
私が あちらこちらで立ち止まって 景色や花を眺めてる間に
旦那は、ドンドン歩いて行った。
ほらほら、リンドウ、キレイだよ~!
・・・と言って顔を上げると、
旦那は すでに ずっと先に。
せっかく来たんだから、景色や花をゆっくり眺めようよ~!
と 言ったけど、
「お前が あんまり遅いから 待ってらんねぇ。」
旦那は、もう坂を下った所に。
こんな稜線を歩けて、良かったね~。
旦那との距離は大きくなるばかりだったけど・・・
花の百名山でもある月山。
カワイイ花がたくさん咲いているので
立ち止まって眺めずにはいられない!
山頂近くの急登。
見上げたところに、旦那の姿はナシ。
もう とっくに登ってしまったよう。
でも・・・
やっぱり 急いで登るのは もったいないと思う。
山頂付近には 登山者がいっぱい。
でも 旦那の姿はナシ。
携帯は通じないし・・・待ち合わせ場所を決めておかなかったけど・・・
ちゃんと会えるかな?・・・と、ちょっと心配に。
心配してるだろうから、早く行かなきゃ。
・・・とも思ったけど、
こんなアサギマダラがいたりして、やっぱり立ち止まってしまった。
山頂小屋や神社の辺りを しばらくウロウロして
やっと旦那と再会。
「あんまり遅いから、🍙食べながら待ってて・・・
それでも来ないから 神社で参拝してきたぞ~。」
・・・ゴメン、ゴメン。(;^ω^)
山頂の少し先にある三角点のところに登ってみた。
雲の切れ間から東側斜面。
神社の下の広場は 登山客で混んでいたので、
少し下って、岩根沢コースにちょっと入った辺りで休憩することに。
カップラーメンを食べた後に コーヒーを淹れながら
「おにぎりもあるけど、食べる?」
と訊いたら、
「お前があんまりスローペースだから、
姥ヶ岳で大福もちを食べて、山頂に来てから🍙とソイジョイ食べたから
もう腹がいっぱいだ。」
・・・とのこと。(;^ω^)
下りも私は 写真を撮りながらのスローペースだったけど、
膝の痛みが出た旦那もスローペースになったので、
登りほど離れずに歩くことができた。
低山では春に咲く花が、
ここでは 雪渓が解けた場所に咲いていた。
春の花が咲いていたり 夏の花が咲いていたり・・・
いろんな季節の中を歩いている感じ。
膝の痛みをこらえながら下っていく旦那。
辛そうだな~と思いつつ、
自分のペースで 写真を撮りながら のんびり歩く私。
キレイな花がいっぱい咲いてるの、見たかな~。
「せっかく山に来たんだし、時間もあるんだから
急がずにゆっくり 何度も立ち止まりながら 歩こうよ~。」
・・・と 何度も言ったけど、
「旦那は旦那のペースで 自分の山歩きをしてるんだよな・・・」
と思う。
帰りの車の中で
「 きれいな花や景色を眺めながら歩けて 良かったね~!
山歩き、楽しかった?」
と訊いたら、
「ぜ~んぜん! (一_一) 」
と即答だった・・・。(;^ω^)